マスクの真実暴露します!

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Ola!みなさん、お元気ですか。更新さぼってすみません!

東京では連日、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)が増え続けていますね。

それによってマスクの着用もなかなか辞められない日々ですね。ところでそのマスク、どんな機能・役目があるか知っていますか?医療者の中にも、サージカルマスクの定義や機能検査の項目などをちゃんと知っている人は少ないと思います。

今回の記事ではマスク(いわゆる不織布によるサージカルマスク)のことについてまとめましょう!

なんでマスクをしなきゃいけないの??

まずはマスクの意味を考えましょう!ここを理解しないと苦しい思いをしてまでマスクをしたいと思えないでしょう!

  • 湿性生体物質から自分を守る!
  • 湿性生体物質から相手(医療機関なら患者や仕事仲間)を守る!
  • 感染症の拡大防止!

といった感じですね!湿性生体物質とは、唾液や咳、痰など口や鼻から発生するものと思っておいてください。

ではなぜ感染症の拡大防止にマスクが有用なのでしょうか。それは、

  • 他者からの細菌やウイルスを吸入しないようにして自分を守ることができる
  • 汚染された手などを無暗に口元に触れないようにできる
  • 感染しているかもしれない自分から発生する細菌やウイルスから他者を守る

といった理由があるからです。特に3番目の理由が大切です!

特に若い方々は、「自分はかかったって軽症だろうし平気!マスクなんて暑いしだるい。。。。」と思っていないでしょうか。そのような考えは今すぐ捨て去ってください。確かに、若い世代の方々が罹患しても気づかない程度の症状で治まってしまうかもしれません。ただ知らず知らずの内に罹患し、それを他者にばらまいている可能性だって十分にあるのです。そしてばらまいた先は重症化リスクのある方々である可能性が高いのです。

「自分の身を守り、同時に他者の身を守るんだ!」

そういう意識が必要です。あなた方のご両親や祖父母に感染したら嬉しいですか?お願いです。可能な限りマスク着用をしてください。そして不要不急の外出は控えましょう。

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皆さんのそのマスク、性能は大丈夫ですか?

さてマスクの重要性は理解してもらえたかと思います。でもマスクの機能にはきちんとした基準があるのをご存じでしょうか。

医療施設で多用され、現在もコロナウイルス感染対策の切り札であるサージカルマスクは、ASTM-F2100-11という規格が決められており、バリアレベル1~3までに分けられています。

米国ではFDAからの認証を得ていないとサージカルマスクとして販売すらできないのですが、日本では特に決まりはありません。

米国標準規格には以下の5つの項目があります。

  • PFE
  • BFE
  • 液体防護性
  • 吸気抵抗
  • 燃焼性

の5つです。すべてを理解する必要はなく、医療者以外の方々にも上の2つ、PFEとBFEは知っておいてほしいです。

PFEとBFE

定義の説明です。

微粒子ろ過効率(PFE:Particle Filtration Efficiency)
着用者を守るための指標。空中の微粒子(試験粒子: 0.1μm)に対してのフィルター性能。
微生物ろ過効率(BFE:Bacterial Filtration Efficiency)
相手を守る指標。着用者の呼気中に含まれ排出される微生物(試験粒子: 平均4-5μm)に対するフィルター性能。

これらの指標が95%以上である場合に、バリアレベル1で、98%以上でバリアレベル2以上と定義されます。つまり医療用として耐えうる機能ということです。FDA]ではバリアレベル1以上でないと医療用として販売を認めていません。

つまりはマスクの性能までこだわるのであれば、これらの機能検査がなされており、PFEとBFEがそれぞれ95%以上である製品を使用するのが望ましいです。

ですが巷のマスクは、マスク特需で色んな企業が参入している影響により、機能検査がなされておらず「不織布マスク」であることだけを全面に押し出している商品がごまんとあります。それらを否定するつもりはありませんが、購入の際にはパッケージに以下のような表示がなされているかきちっとチェックする習慣をつけておきましょう!

とある医療用マスクの機能検査

さて、ここまでで医療用マスクが、どんな機能を持っていて、どのような機能検査が行われているか知れましたね。これらの知識があると、ガーゼマスクや布マスクがなんだか頼りなくなってきます。個人的には感染拡大防止には不織布マスクでバリアレベル1以上をクリアしているマスクを政府が作って配布するべきかなと思っております。

マスクが入手困難な場合には、布マスクやガーゼマスクも有用ではあります。理由は口元に手を触れないようしたり、クシャミや咳などによるとても大きな粒子を飛ばさないようにする機能があるからです。

さてここで粒子の大きさという概念が出てきました。次回の記事ではこの粒子の大きさについて扱おうと思います。COVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV2は直径 0.1 μm程度といわれています。

「え?さっきのマスクだと通り抜けちゃわない?!」

と思ったあなた、とても聡明ですね。でも安心してください。きちんと感染防止効果はあるのです。その理由に関しては、次回の記事をお楽しみに!

Adios!

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