Ola!最近の当サイトへのアクセスは、某美容系のネタよりもマッチング記事への訪問が多いようです!
先輩達のマッチングを見て、自分で調べている学生さんたちでしょうか。そこで、今回はマッチングで病院側は何を見ているか??に関して書いてみます。まず重要なのはマッチングと入試の違いを明確にすることです!
マッチングは試験ではなく、お見合い
入学試験はみなさん、少なくとも大学入試で経験したことでしょう。私は絶対に大学入試には戻りたくありません( ´∀` )。入学試験は基本的に減点方式です。そして受験者を落とす前提があります。医学部の倍率は基本的に1倍以上ですからね。
一方で、マッチングは入試ではありません。あくまで病院側と学生側双方に選ぶ権利がある、お見合いです。病院側が選んでも学生側が選ばないと成立しないんです。なので、病院側も必死です。第1志望で出してほしいんです。
ここが1つ目の入試との違いです。入試は基本的に試験の点数でほぼ機械的に上から合格していきます。マッチングは、どちらかというと個人面接や集団討論などの点数、見学の際の点数(見学を点数化しない施設も多くあります)などが重視されて、話し合いで順番が決まります。もちろんすべての病院でこう決まるわけではありませんが、有名病院ほどこういった傾向が強い印象です。
では、病院側はどういう学生に高順位をつけるでしょうか。それは、ずばり一緒に働きたいと思える学生です。これが2つめの入試との違いです。大学に入学しても、その後に一緒にすぐに働くわけではありません。しかしマッチングは違います。選んだ学生とすぐにでも一緒の環境で働くこととなるのです。なので、あなたが試験官としてこんな人と働きたいなと、思う人物になることができれば勝ったも同然です。
ここでずばり、一緒に働きたい人とはどんな人か書きます(あくまで個人の意見として。。。)
- 最低限の礼節を守ることができ、ハキハキしている
- 自分の長所と短所を理解している
- 苦境を乗り越えた経験がある、もしくは乗り越えることができる
以上の3点だと思います。これをしっかりと抑えることができればかなり合格に近づくでしょう。1つ目は見学の時や、面接のときなどの礼節をしっかりと勉強していきましょう。これはその礼節自体が大切なのは当然ですが、しっかりと準備してきたんだなと思ってもらえないと、選んではもらえません。また面接官の立場になると、自信なさげな学生と、ハキハキした威風堂々の学生とでは話の内容に到達する前に相当な点差がついてしまいます。これは面接官の経験者であれば、わかってもらえるはずです。
長所と短所は、いずれも確認しておきましょう。最も良い方法は友人や先輩、顧問や担任の先生などに素直に聞いてみることです。特に短所は、自分では気づけないです。2つのうち、より重要なのは短所です。面接での頻出質問でもあります。短所を理解し、それをどのように改善していくか、付き合っていくかを考えていることは「-」が「+」となる可能性があることを意味しています。
3つ目に関しては、どんなエピソードでもよいです。小さな挫折でもよいのです。それを今と未来にどう活かすのか、考えられるか試しています。医者というのは挫折の連続です。特に研修医は大学の勉強と全く違う環境に、いきなりぶち当たり色んな失敗を経験します。「あなたはその失敗を、活かしていくことができますか?耐性はありますか?」という意図があるのです。
別に部活を必ずやっている必要はありません。運動していなくても大丈夫です。あなたなりの情熱を面接官に伝えましょう!
面接試験をむしろ利用して、上記の内容を振り返ってみると、マッチングの合否以上の得られるものがあるはずです。マッチングに挑むのではなく、マッチングを利用してやりましょう!
病院側の裏事情
本当ならば、受験者皆を合格にしたいんです。ただ定員は決まっているし、病院はどうしても色があります。一般的に有名な研修病院もそれぞれに特色があって、本当の意味でマッチする学生はそれぞれ違うんです。
「この学生は勉学優秀であるが、当院の研修の雰囲気とは合わないかもしれないな。。。」
といった議論が本当に行われます。これに関してはもはや対策のしようはありません。なので第1志望にマッチしなくてもめげないでください。それはある意味で、病院側のやさしさである可能性もありますから。
いろいろ語りましたが、面接に関して上記の3点は必ず抑えておかないとマッチングはむずかしいでしょう。倍率が高い病院ほど、面接は比較的シンプルなものです!
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